POGシーズンの始まりとともに有望な2歳馬をピックアップして勝手にオススメしていく当企画。今年はJRA-VANがYoutubeにカタログ動画を公開する前に種牡馬別で血統表だけを見たピックアップを行っていた。レインボーライン、オルフェーヴル、サトノクラウンの記事を上げたので未読ならば是非読んでみてほしい。
この種牡馬別ピックアップの3記事を執筆している間に、なんとJRA-VANがしれっとカタログ動画を公開していた(執筆が遅れただけとも言う)。そこで、各所POGの集計期間が始まる凄くギリギリなタイミングにはなってしまったが、昨年と同様カタログ動画を見て馬体や歩様の情報をもとに有望馬を選出してみようと思う。昨年も書いたと思うが、近親が活躍しているとかセールで高値で売れたとかPOG期間中に活躍しそうな早熟とかそういった要素は一切考えずに現時点で見ることのできる馬体と歩様だけで選出するので、この記事で推薦した馬の成績が全く箸にも棒にも引っ掛からなかったとしてもご勘弁いただきたい(まあ有名馬も選んでいるので箸にも棒にも引っ掛からないことはないと思うが)。
長文になるので、手っ取り早く指名馬10頭だけ見たい人はこちらのリンクから飛んで欲しい。
JRA-VANの2歳馬カタログ動画から選出する
というわけで、選出元となるJRA-VANの動画はこちらの2本。
このカタログ動画を見たことがある人ならば承知のことだろうと思うが、この動画は2歳馬の全馬を網羅した動画ではない。2歳馬のうち大手牧場生産馬の、牧場側がこの動画のために紹介することをOKした馬だけなので総数は186頭。しかも今回は馬体か歩様を元に判断を行うので動画内で牧場側が馬体を見せてくれている馬に限られる。
動画のPart1ではノーザンファーム早来、社台ファーム、ダーレージャパンキャッスルパーク、千代田牧場、ノルマンディーファームという順番で5牧場に取材をしていて、Part2ではノーザンファーム空港、追分ファームリリーバレー、下河辺牧場、大山ヒルズ、三嶋牧場の5牧場に取材している。そこで有望馬の選出も各牧場ごとで一番良く見えた馬とその他気になった馬、というように紹介していこうと思う。
ノーザンファーム早来からの選出馬
動画Part1の初っ端がノーザンファーム早来である。紹介馬の全体的な印象として、もう既に競馬場のパドックを歩いていておかしくないくらい仕上がっている馬が多い。
アロンズロッド(アーモンドアイの2022)
父エピファネイア、母アーモンドアイのまごうことなき良血馬である(牡馬)。父名母名に流されて選出したわけではなく、実際この馬の馬体が現時点で群を抜いているように見えた。筋肉はパンパンで腹は引き締まった細身。歩様すらケチのつけようが無い。胸の筋肉の張り出し具合が目立ち本馬にそれほど濃くは入っていないもののSeattle Slewのような迫力を感じさせすらした。
血統的にはサンデーサイレンス4×3、Hail to Reason5×5、Northern Dancer5×5というクロスをもつ。このクロスは同じエピファネイア産駒牝馬三冠馬のデアリングタクトと全く同じで、G1を3勝した産駒のエフフォーリアとはサンデーサイレンス4×3、Hail to Reason5×5までが同じである。
馬主はシルクレーシングで厩舎はアーモンドアイと同じ国枝厩舎。この馬を牧場の一番評価に選出したい。
エンジェルマーク(ステファニーズキトゥンの2022)
こちらも父エピファネイアの牝馬で母父はSadler’s Wells系のKitten’s Joy。エピファネイアらしく均整の取れた馬体でアロンズロッドに比べると胴長のステイヤー寄り体型である。中長距離路線を楽しませてくれるのはこちらのエピファネイア産駒だろう(牝馬ではあるが)。
5代血統表内のクロスはRoberto4×5×5、Sadler’s Wells4×4。どちらも進んで作りたいかというとそんなことはないクロスだと思うが、RobertoはサンデーサイレンスとHail to Reasonクロスを作り、Sadler’s WellsのクロスはLear Fanの中のLt. StevensがSpecial母のThongと全きょうだいであることもあり補強されている。
馬主はDMMドリームクラブで厩舎は宮田厩舎。ミックスセール出身の初の活躍馬となるか。
エリキング(ヤングスターの2022)
父キズナ母父はHigh Chaparralの牡馬。この組み合わせには芝短距離馬のイティネラートルがいる。
立ち姿はキズナ産駒らしく非常に映えるが、歩くと少し下半身側に心許ない感じがある。これで大活躍したら恥をかく物言いになるわけだが、G1に出たとしても好走まで感は漂ってくる。
母馬内でShirley Heightsのクロスが発生している。
馬主は藤田晋氏。厩舎は中内田厩舎。セレクトセールで2億3000万円らしいが、挨拶がわりにバラ撒いていたセールだし本当にこの馬にこれだけの価値を見て落札したのかは疑問。
一応この馬までを番手評価とする。印で言うなら○。
ソルデマジョ(ポジティブマインドの2022)
父ドゥラメンテ母父はBlushing Groom系Equal Stripesという牡馬。母はアルゼンチンからの輸入馬。全兄ミッキーゴーゴー、1つ上はサトノダイヤモンド産駒で藤田晋氏所有のシンクグッド。歩様は映像で見られなかったが後肢に筋肉が乗っている。胴の長いスケールの大きい馬体でマイルは無理そう。厩舎は国枝厩舎。
ダノンシーマ(インクルードベティの2022)
父はキタサンブラックで母父IncludeというのはBroad Brush産駒(ブロードアピールと同じHimyar系)。 Lyphard5×5クロスはキタサンブラック内のもので、母馬の5代血統表を掘ってみるとTurn-to5×5×5×5クロスがある。母馬は3歳ダートG3を勝っているらしい。
キタサンブラック産駒らしく馬体は脚が長い。特に不自然な歩き方でもない。個人的な好みのタイプの馬体ではないから評価を下げているところはあるが、キタサンブラックみたいに人気薄から活躍馬に躍り出ても不思議ではない雰囲気がある。
馬主はダノックス。中内田厩舎。
ジーティーハート(ギモーヴの2022)
父キタサンブラック母父ハービンジャーの牝馬。サンデーサイレンスは3×4になる。上に挙げたダノンシーマと比べると小ぶりな馬体。ただ脚は長い。バランスは良く歩様が良い。馬主はジーティーの田畑氏。
5代血統表で見えているLyphardクロス以外にハービンジャーの中にもLyphardがある。またNijinskyも6代目以降でクロスになる。
トロピカルレイン(シュガーショックの2022)
父は新種牡馬のサートゥルナーリア。母父はCandy Ride。オルフェーヴル産駒の半兄にG3きさらぎ賞勝ち馬のラーゴム、ダイワメジャー産駒の半兄にG2ニュージーランドトロフィー勝ち馬のエコロブルームがいる。どちらも3歳芝重賞なので仕上がりの早さには期待して良さそうである。FappianoクロスやUnbridledのおかげもあるだろうか。
前肢後肢とも立派で歩様なども良い。サートゥルナーリアが未知数のところはあるけれども、重賞級の活躍も期待できそうだ。
馬主はエムズレーシング。斎藤崇厩舎。
トリポリタニア(トリプライトの2022)
新種牡馬ルヴァンスレーヴ産駒。母父はワイルドラッシュ。母系はキャサリーンパーから出る宝石一族。決して印象的な馬体ではないが前肢も後肢も筋肉は充分で全身使って歩けているところが好感。
馬主はサンデーレーシング。上村厩舎。
スターウェーブ(コスモポリタンクイーンの2022)
Kingman産駒。母父Dubawiの牡馬。血統表のダンシングブレーヴ4×5は貴重な欧州に残された(日本人に刈り取られることのなかった)ダンシングブレーヴ同士のクロスで日本で見るのは感慨深い。
前肢側が立派でのっしりと歩く。毛がもさっとしているところがあるが馬の形は良い。
馬主はTNレーシングで武井厩舎。
その他メモに残していた馬
あまり1牧場から多く馬を選びすぎてもいけないということで、馬体や歩様に見どころがあってメモに控えていた馬は詳しく紹介せずに馬名(と、あればコメント)だけ列挙しておこうと思う。
- スワーヴゴダイヴァ(シーズアタイガーの2022)胸は良い 体が長くやや後肢が流れる。エピファネイア産駒
- ヘンリエッタ(ドナブリーニの2022) 胴短めコロン。成長まだまだ。ドゥラメンテ産駒
- バニーラビット(トレジャリングの2022) 筋肉立派 後肢軽め。アドマイヤマーズ産駒
- ルージュシークエル(シェアザストーリーの2022) コロンとした感じ。前肢後肢共立派な筋肉が付いているが持て余しそうな気も。スワーヴリチャード産駒
社台ファームからの選出馬
続いては社台ファームからの選出馬だが、動画内であまり馬体を見せてくれないのでほとんどの馬について評価不能である。
マスカレードボール(マスクオフの2022)
父はドゥラメンテ、母父ディープインパクトの牡馬。ルーラーシップ産駒の半姉は芝マイルG2を2勝しているマスクトディーヴァ。
血統表でなによりもサンデーサイレンス3×3クロスが目に付く。小さめに出てしまうのでは?という不安と裏腹に470kgくらいはあるようだ。ドゥラメンテとディープインパクトの組み合わせで馬体はどうなるのかと思ったら、少々ブラックタイド味を感じる雰囲気に。個人的に好きなタイプの馬体からは外れるが。どうも馬体の前後で別の馬のように感じられてしまって。
馬主は社台レースホース。厩舎は手塚厩舎。
スピリットサージ(サラフィナの2022)
父ブリックスアンドモルタル、母父はSadler’s Wells産駒のRefused to Bend。Storm BirdとBold Rulerのアメリカンな組み合わせを父母同型のようにして掛け合わせたブリックスアンドモルタルに対して欧州血統のサラフィナをあてがってみた感じの配合だろうか。
筋肉の盛りは少し寂しいものの歩様に引っかかるようなところが無くすいすい歩けている。
馬主は社台レースホース、厩舎は須貝厩舎。
あまり馬体を見せてくれないということもあり(恨み言)当牧場からのイチ推し馬は無し。挙げた2頭は印で言うと△くらい。
ダーレージャパンキャッスルパークからの選出馬
続いてはダーレージャパン。この牧場の馬の特徴として歩様がのそのそした馬が多いように思う。外国種牡馬が多いせいだろうか。
サマースピリット(ミッドサマーフェアの2022)
父Invincible Spirit母父タニノギムレットの牝馬。よどみのない歩様で後肢がいい意味でペタペタと地面を離れる。
父Dubawiのきょうだいは勝ち上がって3勝くらいまで進むことが多い。Danzig系のInvincible Spiritに代わってどうなるか。
デルタフォー(スタリアの2022)
父アメリカンペイトリオット母父アルカセットの牡馬。3歳上の全姉は中央芝マイルを2勝。きょうだいはファインニードル産駒のクルゼイロドスルが一番有名か。
胸は迫り出していて容積が大きそう。歩様にも引っ掛かる所は無い。あとは後肢がもっと成長しても良いかもしれない。
ダーレーで挙げた2頭はいぶし銀といった感じで、印をつけるなら▲くらいか。
その他メモに残していた馬
- アテナパルテノス(ディスタントゴッデスの2022)歩様はのそのそだが前肢の筋肉は良い。Galileoの仔New Approachの産駒
- サンリットアワーズ(Olive Groveの2022) こちらも歩様のそのそ。前肢後肢とも必要な筋肉はありそう。Shamardalの仔Earthlightの産駒
- マンオブザマッチ(パテントジョイの2022) 成長次第。ファインニードル産駒
千代田牧場からの選出馬
続いては千代田牧場。どの馬も足取りが良く見える。
ソコトラ(マーガレットメドウの2022)
父モーリスで母父Distorted Humorの牡馬。足取りが良く馬体はやや短め。必要な筋肉はある感じ。
きょうだいはキズナ産駒のクロパラントゥが中央→門別から出戻ってダートマイルで3勝を挙げている。
馬体だけ見てこの牧場の一押しにしようかと思っていたが、オーナーは金子氏で中内田厩舎と聞いてさらに期待度が高まってきた。
その他メモに残していた馬
- アスクアーバンシー(タニノアーバンシーの2022)足取り軽い。前肢がやや寂しく見えるけれども脚が長いからかも。ロードカナロア産駒
- インヴォーグ(トレンドハンターの2022) 尻が丸い 足取り良し。ロードカナロア産駒
- ミリオンドリームズの2022 足取りまあまあ 筋肉。エピファネイア産駒
- ミッキーズベスト(スマイルスターの2022) 足取りまあまあ 軸はいい長めの馬体。ブリックスアンドモルタル産駒
- レインオンミー(アルマリンピアの2022) 歩様は胴が長い割にペタペタタイプ。ムキムキはしていないが前肢と後肢の筋肉が釣り合っている。リアルスティール産駒
ノルマンディーファームからの選出馬
Part1動画のトリはノルマンディーファーム。全体的に馬を作り途中で太めに見える。
ホウオウブライツ(タニノハイクレアの2022)
父ウインブライト母父クロフネの牡馬。ウインブライトは今年が初年度となる。5代血統表内のノーザンテーストクロスはウインブライトの中のもので、他にNijinskyクロスなども持っている。
母タニノハイクレアの産駒にゴールドシップとの間の仔レジェンドシップなど。
その他メモに残していた馬
- シュヴァルノワール(ブラックカシミールの2022) スワーヴリチャード産駒
ノーザンファーム空港からの選出馬
Part2動画の初っ端はノーザンファーム空港。馬体は見せてくれるのだが屋内撮影のため横向きでの歩様が見られない。
良さそうな馬体の馬は胴が長い中長距離向けの馬が多く、早来との違いを感じる。
シホリーン(パンデリングの2022)
父モーリス母父キングカメハメハの牝馬。バランスの良い馬体はこの牧場の一番評価にして良いと思う。馬体的にはマイル〜中距離か。
アーモンドアイの母フサイチパンドラを祖母に持ち、ドレフォン産駒の半兄はサウジUAEケンタッキーと国外ダービー3連戦に挑戦したコンティノアール。
馬主はTNレーシング。厩舎は武井厩舎。レイクヴィラファーム生産。
その他メモに残していた馬
- リンクスティップ(ダンスウィズキトゥンの2022) キタサンブラック産駒らしく胴の長いステイヤー おおっとなるような筋肉ではないがバランス型
- イマージョン(アディクティドの2022) バランスが取れた馬 ロードカナロア産駒
- フラッシュポイント(アドマイヤフッキーの2022) ニューイヤーズデイ産駒
- ショウナンマハト(ナスティアの2022) ディープインパクト的なコンパクトさを感じる レイデオロ産駒
- レッドシュテルン(エリーシエズワールドの2022) バランス良い胴長めの馬体 Saxon Warrior産駒
追分ファームリリーバレーからの選出馬
続いては追分ファームリリーバレー。こちらも馬体は見せてくれるのだが屋内撮影のため横向きでの歩様が見られない。そして照明がズルい。どの馬の筋肉も良く見えてしまう。
ヴェーヌドール(チェルシークロイスターズの2022)
父はエピファネイアで母父First Samuraiの牡馬。母の初デビュー産駒(キズナ産駒の半兄はデビューできなかった)。
筋肉が盛り盛りで腹は引き締まっている。当牧場の一番評価馬にしたい。ゲームとしてのPOGではおそらく第一指名でアロンズロッドが取れないこともあるだろうからこちらを第一指名にするのもありかもしれない…
と書いている最中に新馬戦があり4着に負けてしまった(上位はキズナ、キズナ、モーリス)。特に上位2頭のキズナ産駒からは12馬身以上も離れてしまっている。早熟が売りのエピファネイア産駒だが、今後巻き返してくれることに期待しよう。
馬主はG1レーシングで武英智厩舎。
ブラックセイバー(サーブルクーリールの2022)
父はキタサンブラック、母父Tale of the Catの牡馬。ジャッジアンジェルーチの父Honest Pleasureをクロスさせている。Honest PleasureはBold Ruler系でBlenheim系を多く含む。母父はStorm Cat産駒で変則的なディープインパクト+Storm Cat配合と言えるかもしれない。
馬体は(照明効果の可能性は大いにあるけれども)筋肉の張りが目を見張るものがあり、ミホノブルボン級の印象的な尻が出来上がりそうである。とはいえ母もきょうだいもそれ程活躍馬というわけではない。POGではあまり指名されない馬になるかな?
馬主はG1レーシング。栗田厩舎。
ジョワイユノエル(ナターレの2022)
父キタサンブラック母父クロフネの牝馬。全兄にガイアフォースがいる。どうでも良い情報だがリアルスティール産駒の半兄に川崎のホワイトクリスマス賞を獲ったインナースティールがいる(母ナターレの馬名はイタリア語でクリスマス)。本馬もクリスマス由来の馬名。筋肉の盛りが見事(照明効果の可能性)。上に挙げた同父産駒ブラックセイバーとは全く異なる適性を見せてくれそう。
馬主はG1レーシング。辻野厩舎。
リアライズオーラム(オリヒメの2022)
父オルフェーヴル母父マジェスティックウォリアーの牡馬。きょうだいは母名オリヒメに因んで星座っぽい馬名が付けられているが父オルフェーヴルに引っ張られて金に因んだ馬名になったようだ。
この馬の馬主は新規馬主の今福氏で須貝厩舎。実はオルフェーヴル産駒限定指名記事の方でもこの馬を取り上げているので血統的解説やエピソードについてはそっちの記事を参照してほしい。
一方こちらの記事で語るのは馬体だが、父名をマスクされた状態で見せられてもこの馬の馬体に惹かれて指名を考えると思う。前肢後肢とも筋肉量があり腹も引き締まっている。オルフェーヴル産駒課題の馬体重についても500kg近くあるということでピンとパーのピン側の馬と考えて良いのではないだろうか。日頃オルフェーヴル好きを公言してやまない人間がもしPOGでこの馬を指名しなかったのだとしたら恥ずかしいと言っていいレベル。
その他メモに残していた馬
- アスクシュタイン(ヴィクトリアズワイルドキャットの2022) ドゥラメンテ産駒母父Bellamy Road。バランスが良い
- サルーポルティ(パララサルーの2022) 細身だがバランス型 モーリス産駒
- グランドプラージュ(ベルプラージュの2022) 細身で胴が長いがバランス良い シニスターミニスター産駒
下河辺牧場からの選出馬
続いて下河辺牧場。現状の馬体で走れるかどうかよりも将来性を見た方が良さそう。
リュミナーズ(レセディラローナの2022)
父ルヴァンスレーヴ母父エンパイアメーカーの牝馬。ルヴァンスレーヴは初年度産駒になる。血統的にもダート馬。歩様がよどみない。
その他メモに残していた馬
- ヴェナートル(ロンドンシーズンの2022) アルアイン産駒 現状未完成ですらりとしているがもう少し筋肉盛れたら。神経質そうな性格も良い
- モラド(パレードの2022) この牧場では珍しくノシノシ歩くタイプ。もう少し盛れる余地ありそう カリフォルニアクローム産駒
大山ヒルズからの選出馬
続いてはノースヒルズの大山ヒルズ。牧場のせいでは全くないと思うのだが、馬体を横から撮影するときに真横から撮って欲しい。陰影が付いて何もわからない。フジテレビのパドック映像じゃないんだから!
ミストレス(チェロキーメイドンの2022)
父キズナ母父Distorted Humorの牝馬。馬格はあるが秋以降という感じがする。陽気そうな歩き方でキズナ産駒らしい。
タヴァネスタン(エリシェヴァの2022)
父American Pharoah母父Smart Strikeの牡馬。母母ビリーヴは芝短距離G1を2勝の女傑。前肢後肢どちらの筋肉も丸みを帯びていて胸も広くいかにも力強い。
馬主は前田幸治氏で藤岡厩舎。
三嶋牧場からの選出馬
Part2の最後は三嶋牧場。
メイショウハリソン(メイショウオウヒの2022)
父ブリックスアンドモルタル母父マンハッタンカフェの牡馬。母メイショウオウヒと言えばパイロとの間にメイショウハリオを出し、リオンディーズとの間にテーオーロイヤルを出すヒットメーカー。果たしてブリックスアンドモルタルが相手だとどういう適性の馬を出すのか気になる。馬体はやはり王道路線向きではないように見えるが前も後ろも充分な筋肉がある。
その他メモに残していた馬
- ドゥマーヴェリック(バスラットアマルの2022) ドゥラメンテ産駒 前肢後肢とも上腕部の筋肉のつき方で気になる
- ドマーネ(ランドネの2022) ゴールドシップ産駒 少し後肢の筋肉が頼りないが大股の歩様が良い。補う筋肉がつけば
- ダノンヴェステル(マダムヴェステルの2022) バランスが良い 歩くときもう少し前脚側にも活気がつけば American Pharoah産駒
番外編:セレクションセール2023の歩様動画でメモしていた馬
番外編として、昨年7月終わりに行われたセレクションセールで出品馬の歩様動画がHPにアップされていたのだが、その中で勝手にこの馬の馬体・歩様は良い、とチョイスした馬についてもここに挙げていこう。セレクションセールでの相場よりも稼いでくれそうな馬程度の期待度なのでゲームとしてのPOGで指名するレベルの馬ではないと思うが。ある程度活躍したら自慢するために挙げておきたい。
- アーマードトラック(ケイアイリブラの2022)
- ヴァージル(ストームイメージの2022)
この2頭の活躍も地味に気にかけていこうと思う。
それで結局10頭指名するとしたらどの馬になるの?
上に挙げた馬のうち、POG風に10頭を選ぶとしたら以下のリストの馬になる(数字は優先順位)。
- アロンズロッド(アーモンドアイの2022)
- ヴェーヌドール(チェルシークロイスターズの2022)
- リアライズオーラム(オリヒメの2022)
- トロピカルレイン(シュガーショックの2022)
- ソコトラ(マーガレットメドウの2022)
- シホリーン(パンデリングの2022)
- エンジェルマーク(ステファニーズキトゥンの2022)
- エリキング(ヤングスターの2022)
- ブラックセイバー(サーブルクーリールの2022)
- ジョワイユノエル(ナターレの2022)
ドラフト制のPOGで選択被り抽選に外れてしまった場合の次点候補がサマースピリット(ミッドサマーフェアの2022)、デルタフォー(スタリアの2022)、タヴァネスタン(エリシェヴァの2022)、メイショウハリソン(メイショウオウヒの2022)。この辺りの馬は牧場縛りとか種牡馬縛りとかがあった場合にも使いやすい。
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