年始10000円の資金で始めたころがし競馬企画。物言えば唇寒し。
前回の結果報告&振り返り
前回は神戸新聞杯&オールカマーを対象として予想を行った。
この週の予想は用事のためあまり時間がかけられず。
ただこの連載では毎週追い切り、レース傾向、展開予想、各馬の適性、陣営のレースへの本気度、パドックなど様々な要素に基づいて予想を行なっているのだが、1年間このスタイルでやって最終形としてはもっと要素を少なくした予想システムにまとめ上げたいというところがあるので、ある意味その予行演習にもなった。
神戸新聞杯は2番人気の複勝が当たり微マイナス
神戸新聞杯の予算は両資金の3000円。
- 暫定買い目
-
複勝 5,7 合計2点
総計2点
実際の着順は3>6>7>4>13。2番人気だった7ファントムシーフの複勝1.8倍が当たり収支は微マイナスに留まった。
普段の週の予想と違うのは当週追い切りのみを見て終いの数字が良かった2頭に絞った事。簡略化の弊害もあって、複勝買い目の片割れ5バールデュヴァンは馬柱を見ていれば距離で切れたかもしれない。勝ち馬の3サトノグランツ、2着馬の6サヴォーナは普段通り7,8頭くらいのピックアップを行なっていれば候補として選べていたかも。
2700円回収。
オールカマーはワイド3点的中するも点数多くしたため微増程度
オールカマーは両資金3000円が予算上限。買い目20点なので各100円の2000円で。
- 暫定買い目
-
ワイドBOX 2,7,8,13,14 合計20点
総計20点
実際の着順は13>2>8>14>7。ワイド2-8、2-13、8-13が当たってそれぞれ12.8倍、5.1倍、12.1倍がついた。
本レースの予想も当週追い切りの終いの数字だけで5頭(8,2,7,14,13)ピックアップして組み合わせの買い目を作ったもの。奇しくもこの5頭が掲示板にそのまま入った。夏競馬ではまず起こり得ない現象だ。
2タイトルホルダーについてはパドックを見て前走のような異常が見受けられないことと、このレースが所詮叩きであることが見て取れた。また叩きであったとしても脚質的優位と本馬の実力により大きく崩れることはないと思ってレースを見ていたのだが大体想定通りの結果に収まった。本番に向けてここで現段階での実力を見せ切らなかったこともわずかではあるだろうが次走に向けての布石となるだろう。
3番人気の6ジェラルディーナは6着。知名度のある馬の出走が多かっただけに、改めて着順表を眺めると旬を過ぎて買えなくなってしまった馬が下位にズラリと並んでいるように見えて象徴的である。
3000円回収。
両レースの結果、本資金は10700円-補填分78710円の-68010円、自重しないIF記録の資金は10700円-補填分118730円の-108030円に。
今回の予算は6000円で。
シリウスSの予想と買い目
シリウスステークスは阪神ダート2000mで行われるG3。
予算は両資金の3000円。調教VTRはこちら。
調教VTR等から評価馬の抽出
- 5フルヴォート
- 8サンマルレジェンド
- 9カフジオクタゴン
- 7アイコンテーラー
- 11サンライズホープ
- 14ハギノアレグリアス
5,8の上位2頭は典型的な坂路の終い時計だけ速いタイプ。
コース傾向を加味
阪神ダート2000mは引き込み線の芝スタートで一周回ってくるコース。最初のコーナーまでの直線は長く第一・第二コーナーはそれぞれが近い小回り。最終直線は352.5m。脚質は先行>差し>逃げ。差しと逃げは微差で、複勝率で先行馬が圧倒的。枠は勝ち馬は圧倒的に4枠までの内枠から出ている。連対率複勝率で見ると8枠以外なら比較的フラット。
展開はハナを取るかもしれないのが8、番手〜先団が9,7、中団〜後ろが5,11,14。
前走間隔やコース適正などで個別吟味
良馬場想定。コース適正は5は前走から300mの距離延長が不安。8も好走レースは1800まで。7はダート転向2戦目(前走新潟1800は勝利)。11はここのところ好走レースがないが(重賞続きなのもある)阪神良馬場ならばといったところ。14はキズナ産駒らしく安定して掲示板に入る。
前走からの間隔、1ヶ月以内の馬はなし。
斤量は最軽量が1キリンジの54kg、5,8,10トウセツが55kg。最重量は58.5kgで11,14。11は斤量が重くなって成績を落としているという見方もできる。14はこれまでの最重量+1.5kg。
オッズを見て買い目作成
直前オッズで14>7>4>1>3の人気順。
当日同条件のレースは無いがやはり先行馬が馬券内に入っている印象。
14ハギノアレグリアスが1番人気に入っているのは枠脚質斤量考えると疑問符がつく。
- 暫定買い目
-
ワイドBOX 5,7,8,9,11,14 合計15点
総計15点
パドックを見て買い目から削る
当日パドック映像を見ることができたら買い目をブラッシュアップしたい。
スプリンターズSの予想と買い目
スプリンターズステークスは中山芝1200mで行われる短距離G1。秋のG1戦線の始まりを告げるレースである。
予算は両資金の3000円。調教VTRはこちら。
調教VTR等から評価馬の抽出
- 6ママコチャ
- 1ナムラクレア
- 13ジャスパークローネ
- 2テイエムスパーダ
- 3ピクシーナイト
- 10マッドクール
- 11ジュビリーヘッド
- 9アグリ
- 16モズメイメイ
上位6頭と少し差がついて11、16は終いの時計は悪いがテンと全体時計が早く逃げを打つならば評価といったところ。ただそれにしても少し物足りないような気がする。
坂路で10マッドクールがひどい右ヨレをしているほか、1ナムラクレア、2テイエムスパーダ、16モズメイメイも少しヨレ気味。馬具を少し外してくる8メイケイエールの挙動も含め全馬スムーズなコース取りが出来るかというと怪しそうなレースである。
コース傾向を加味
中山芝1200mは外回りの向こう正面からスタートするワンターンスプリント。スタートからカーブの途中のようなコース形状でしかも下り坂なので外枠の馬がハナを無理やり取ろうとするとペースが流れやすい。直線は310mと短くゴール手前は上り坂。脚質は逃げが圧倒的有利で先行差しと続く。
枠は5枠より内が勝率連対率が高く、複勝率になるとさらに4枠より内と内有利が顕著。かといって外枠の馬が勝つ例/馬券内の例が全く無いわけではない。
展開はハナ争いをしそうな2、16、13、番手〜先団の10、6、3、中団〜後ろに1。9の位置は不明だが後ろの可能性がやや高いか。
前走間隔やコース適正などで個別吟味
良馬場想定。コース適性は脚質含め一番得意な舞台というわけではなさそうな1(北海道芝か直線の長いコースが適している)、中山は初となる9,16が気になる。
前走間隔1ヶ月以内は2,3が4週間。
斤量は16モズメイメイが54kgとレースの最重量-4kg。
オッズを見て買い目作成
当日朝オッズは1>9>6>8>13。
8にメイケイエール、10にマッドクールがいる関係上それより外にいる逃げ馬は容易にハナ争いに参加できない気がするが、それでもハナを取ろうとしてロスするだろうから馬券の選択肢からは外して良いだろう。なんなら前目の外に付けたまま垂れてくれることで後続馬を巻き添えにし内枠からスムーズに前を取れた馬を利してくれそうである。
- 暫定買い目
-
馬単BOX 1,2,3,6 合計12点
総計12点
パドックを見て買い目から削る
当日パドック映像を見ることができたら買い目をブラッシュアップしたい。
→パドックは1,4,5,7,9あたりが良いか。2はあまり良く見えないが脚質・枠で切るまではいけず扱いに困るところ。3,8は良く見えない。
10Rを見て少し荒れ気味の馬場に強い馬が勝っていたので荒れ馬場に強い4,13を抑える。
- 最終買い目
-
ワイド 1,6-1,4,6,13 合計5点
総計5点
コメント
[…] 【10000円開始】競馬は超難解 〜シリウスS&スプリンターズSの巻【現在-68… […]