2023年の年明けに競馬の予想を一年間継続して記録を残してみようと思い立ち始めた当連載『競馬は簡単』。最初に資金10000円を用意して資金がマイナスになったあたりから連載名が『競馬は超難解』へと変わった。当初の予定ではいかにも堅そうな複勝で資金を転がしていく連載のはずだったのだが、段々と買い目も一発逆転が狙えるような連系のものへと切り替えていかざるを得なかった。流石にそんなに甘くない。
前回の結果報告&振り返り
まあまず、先日あった2023年最後のレースを振り返るのだ。
ホープフルSは馬単BOXの1点が当たるもプラス回収はできず
ホープフルステークスの予算上限はIF資金の6000円。
2歳重賞は荒れるので点数多めに買ってもマイナスにならないというノウハウを持っていたので、当初は以下のような買い目を用意していた。
- 暫定買い目
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3連複BOX 2,4,5,6,8,10,13,15,16 合計84点
総計84点
3連複BOXの合計84点。ただこれだと一点100円で購入するとしても最低8400円かかってしまう。連載の流儀として一点100円換算にしても予算を少々超えてしまう程度の点数(たとえば予算上限3000円に対して35点など)に収めたいというのがあり、もう少し点数を切り詰められる要素が出てきたら買い目を変えようと思っていた。
パドックを見て改めて作り直した買い目がこれ。
- 最終買い目
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馬単BOX 2,4,6,8,10,13,15,16 合計56点
単勝 4,8
総計58点
これなら60点以内に収まるというわけだ。
そして実際の着順は13>6>5>4>18。馬単13-6の11.5倍が当たるが1,2番人気決着だったので取り紙。これが変更前の3連複の買い目だったら5-6-13の188倍を当てられていたので買い目84点でもプラス回収だった。実に連載最終回らしいいつも通りの当たり逃しだったと思う。
2歳戦の着順は調教評価の順位を反映しない、というノウハウのもと買い目をシンプルに作らなかったのだが、今回のレースを見れば調教評価順が15>13>4>5>6だったので、これをそのまま連系の買い目にしていたら当たっていたというオチまでついた。
1150円回収。
本レースをもって、自重しないIF記録の資金は10170円-補填分119060円の-113710円で確定。1年間の結果は下のグラフのようになった。
最初の持金が両資金とも10000円であったため、2歳限定戦と夏競馬が終わるまでの3歳戦に手を出さない本資金は97070円の損失、手を出すIF資金は123710円の損失となった。
簡単な総括と今後の展望
1年間の予想と結果について詳細な分析は来年以降にまわすとして、連載を簡単に総括するならば初年度から実弾を賭けなくて助かった。
グラフの傾きを見ると、両資金とも夏競馬のあたりでの下落率が本当に酷く、賭けた金を根こそぎ持っていかれていることがわかる。これは調教ベースの予想だと夏競馬のトレセン調整組と滞在競馬組との比較が難しく、また連闘疲労や暑気を考慮しての軽めの調教などが多くなるため予想材料が出揃わないことが要因に挙げられる。夏競馬については別連載で血統ベースの予想法を提唱した。
そちらの方がまだマシな結果になっていたと思うので、今後夏競馬に手を出すとしても調教の数字を根拠として使うのはやめよう。
1年間の予想の中で手ごたえがあったのは、2歳戦を調教の数字を根拠に多めの点数買う買い方だった。数十点の買い目でも自動的に荒れて決着してくれる可能性が高いためプラス回収になることが多かった。今回の連載ルールでは購入点数に制限があったため威力を発揮できない場面が多かったがテクニックの一つとしてインプットしておきたい。
今後はこの1年間の予想データを元に回収率の高い買い方を構築していくことになる。これまでのように毎週平地重賞の買い目を上げていくことはしないが、折に触れて買い目を投下することはあるかもしれない。なんとか、”競馬は簡単”と言えるように頑張っていきたい。
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