【競馬】セール時の歩様・馬体から新馬指名【POGもどき’25】

POGもどき 気になる新馬青田指名(POGもどき)

デビューを控えている現2歳馬の中から勝手に期待馬を選定・指名してしまおうというこの私POG企画。ダービーが終わり新馬戦も始まったことだしそろそろこの企画の本体であるJRA-VANの動画からの選定を行いたいのだが、なにしろチェックするにも膨大な時間がかかる。ということで今年は種牡馬限定私POGの方からちまちまと上げ始めている。いまのところレインボーライン産駒の記事とオルフェーヴル産駒の記事を上げた。

【競馬】新馬指名レインボーライン編【POGもどき'25】
競馬のPOGシーズンの始まりに合わせて、当サイトでも有望な2歳馬を見繕い紹介する記事をここ数年来アップしている。そして今年ももちろんやる。 その際に例年どおりの仕様とはなるが、馬体や歩様などを根拠として選出するタイプの記事はJRA-VAN...
【競馬】新馬指名オルフェーヴル編【POGもどき'25】
デビュー前の2歳馬の中から有望株を発掘し活躍した暁には盛大に自慢しようという趣旨の私POG企画。その私POG企画の種牡馬限定版第2回となる今回は、オルフェーヴル産駒を題材とする。ちなみに第1回の題材にはレインボーライン産駒を選んでいた。同じ...

今年はセール時に目をつけた馬で単体記事を

昨年の当企画ではJRA-VAN動画記事の最後の方にセレクションセールの際に公開された歩様動画から気になり目をつけていた馬を2頭挙げていた。それがアーマードトラック(ケイアイリブラの2022)とヴァージル(ストームイメージの2022)だったのだが、アーマードトラックの方は現時点でデビューせず中央の厩舎からも退厩してしまったが、ヴァージルの方は中央の新馬戦で勝ちその後7戦1勝ながら2着2回3着2回とそこそこ走っている。セールで一度は主取りになり再上場して1320万円で売れた馬にしては健闘しており、1歳夏の時点の歩様でも意外と判断基準になるものだと驚いた。
それで今年も同様の主旨で選定した馬を紹介しようと思ったところ、どうも2024年中は暇だったらしく3度のセールから12頭ほどをピックアップしていた。これはおまけにしても結構なボリュームになる、ということで単体記事に分けることにした。この12頭が果たして活躍できるか、2025シーズンの競馬を注目して見てきたいところだ。

2024セレクトセールからの選出馬

シャローファースト(ミセスワタナベの2023)

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  • クリソベリル
  • ミセスワタナベ
  • ゴールドアリュール
  • クリソプレーズ
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  • Foxy Friend
  • サンデーサイレンス
  • ニキーヤ
  • エルコンドルパサー
  • キャサリーンパー
  • Tapit
  • Winning Call
  • Crafty Friend
  • Gerri n Jo Go
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  • Nureyev
  • Reluctant Guest
  • Kingmambo
  • サドラーズギャル
  • Riverman
  • Regal Exception
  • Pulpit
  • Tap Your Heels
  • Deputy Minister
  • Call Now
  • Crafty Prospector
  • Companionship
  • Top Command
  • Sweeping Beauty
  • Hail to Reason
  • Cosmah
  • Understanding
  • Mountain Flower
  • Northern Dancer
  • Special
  • Hostage
  • Vaguely Royal
  • Mr. Prospector
  • Miesque
  • Sadler’s Wells
  • Glenveagh
  • Never Bend
  • River Lady
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  • Rajput Princess
  • A.P. Indy
  • Preach
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  • Ruby Slippers
  • Vice Regent
  • Mint Copy
  • Wild Again
  • Carols Christmas
  • Mr. Prospector
  • Real Crafty Lady
  • Princely Native
  • Lifelong Friend
  • Bold Ruler
  • Polly Girl
  • Eddie Schmidt
  • Gold Crest

CROSS : Mr. Prospector 5×5

白状してしまうが、どうやらセレクトセール2024では主にクリソベリル産駒に注目して馬をチェックしていたらしい。らしい、というのは手元のメモにクリソベリル産駒の名前しか残っていないからで、産駒の全体的なガタイの良さを買って選んでいたらしい。まあこの記事内では主に血統を中心に論ずるので、新種牡馬クリソベリル入門としても丁度良いだろう。
クリソベリルはゴールドアリュール産駒で母はクリソプレーズ。エルコンドルパサーと宝石一族の掛け合わせから生まれた名牝である。クリソプレーズ自身の活躍の場は芝中距離で中央3勝だったが、ディープインパクトとの掛け合わせではG1馬マリアライトに代表される芝馬を出しゴールドアリュールとの掛け合わせではクリソライト、クリソベリルとダートG1馬を輩出した。クリソベリルと同配合の兄クリソライトはコリアカップを勝った縁もあり韓国で種牡馬入りしたのだが、デビューから国内無敗でG1(Jpn1)4勝を挙げた弟の方は社台スタリオンステーションで種牡馬入りをした。
クリソベリルの5代血統表を見るとクロスはNureyev3×5、Norethern Dancer4×5となっている。Nureyevの父はNorethern Dancer、母はSpecialであり、エルコンドルパサーを掘っていくと有名なSpecial=Lisadel4×4×3の全きょうだいクロスが存在するので、クリソベリルの配合全体がNureyev礼賛配合のようになっている。日本でサンダースノーがほぼ完全なダート種牡馬として開花したことからもわかる通り、Nureyevの影響が強い配合は日本ダートを走る血統パターンのひとつとして記憶しておいて良いだろう。そう考えたときに、クリソベリル産駒の配合ポイントはこのNureyevのパターンをいかに邪魔しないかというあたりに帰結するのではないかと思われる。
それでようやく当馬シャローファーストの血統を見ていこう。母ミセスワタナベの中にはNureyev強調的な要素は含まれていない。全体的な印象として米ダートの血統という感じだ。ミセスワタナベ自体は中央ダートでデビューし芝でも戦いつつ地方転出後3勝を挙げた馬で、産駒は中央1勝馬が2頭である。母馬側の地力で跳ねることはあまり期待できそうにないが、ゴールドアリュールの残り香を頼る感じでうまくフィットしてくれればという感じだ。クリソプレーズを傍に置いておいてゴールドアリュール産駒の活躍馬の配合と比べてもあまり似たような配合の馬はいない。なかなか評価が難しいが馬体は良かった筈なので見守っていこう(今見返すと歩様はそんなにかな?成長次第)。栗東の安田翔伍厩舎に入るようだ。取引価格8800万円。

カーミングエフェクトの2023

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  • クリソベリル
  • カーミングエフェクト
  • ゴールドアリュール
  • クリソプレーズ
  • War Front
  • Emollient
  • サンデーサイレンス
  • ニキーヤ
  • エルコンドルパサー
  • キャサリーンパー
  • Danzig
  • Starry Dreamer
  • エンパイアメーカー
  • Soothing Touch
  • Halo
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  • Nureyev
  • Reluctant Guest
  • Kingmambo
  • サドラーズギャル
  • Riverman
  • Regal Exception
  • Northern Dancer
  • Pas de Nom
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  • Lara’s Star
  • Unbridled
  • Toussaud
  • Touch Gold
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  • Hail to Reason
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  • Understanding
  • Mountain Flower
  • Northern Dancer
  • Special
  • Hostage
  • Vaguely Royal
  • Mr. Prospector
  • Miesque
  • Sadler’s Wells
  • Glenveagh
  • Never Bend
  • River Lady
  • Ribot
  • Rajput Princess
  • Nearctic
  • Natalma
  • Admiral’s Voyage
  • Petitioner
  • Fappiano
  • Ruby Slippers
  • Forli
  • True Reality
  • Fappiano
  • Gana Facil
  • El Gran Senor
  • Image of Reality
  • Deputy Minister
  • Passing Mood
  • A.P. Indy
  • Coup de Genie

CROSS : Northern Dancer 3×5 Fappiano 4×4 Mr. Prospector 5×5×5

というわけでまたクリソベリル産駒である。こちらは取引価格が3740万円。栗東の杉山佳明厩舎という情報がある。クリソベリルの中のNureyev強調に対して母方にはDanzig、El Gran Senor、Nijinsky、Deputy Ministerなど様々なNorthern Dancer産駒が並ぶ。またFappianoクロスにA.P. Indyと母方はやはり米ダート血統の印象が強い。そもそもこの母自身が米国からの輸入牝馬のようで、産駒は父Frankelと父サトノダイヤモンドの2頭がおり、サトノダイヤモンド産駒の方が中央1勝をあげている。これは配合的にサトノダイヤモンドの中のディープインパクトとカーミングエフェクトの中のFappianoクロスあるいはUnbridledというお互い遠い遠い要素のニックスが効いたのではないかと思われるが、クリソベリル産駒について論じる際にはそのへんの相性は期待できない。クリソベリル産駒のカギはNureyev強調を邪魔しないこと、と最初に書いたがこの馬が走るパターンがあるとしたら母馬のFappianoクロスのあくまで添え物としてクリソベリルが馬体の大きさだけを伝えたケースに限られそうな気がする。そしてその場合は主戦場は芝になりそう。

イナズマダイモン(パリスビキニの2023)

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  • クリソベリル
  • パリスビキニ
  • ゴールドアリュール
  • クリソプレーズ
  • Bernardini
  • Lacadena
  • サンデーサイレンス
  • ニキーヤ
  • エルコンドルパサー
  • キャサリーンパー
  • A.P. Indy
  • Cara Rafaela
  • ファスリエフ
  • Butterfly Blue
  • Halo
  • Wishing Well
  • Nureyev
  • Reluctant Guest
  • Kingmambo
  • サドラーズギャル
  • Riverman
  • Regal Exception
  • Seattle Slew
  • Weekend Surprise
  • Quiet American
  • Oil Fable
  • Nureyev
  • Mr. P’s Princess
  • Sadler’s Wells
  • Blush With Pride
  • Hail to Reason
  • Cosmah
  • Understanding
  • Mountain Flower
  • Northern Dancer
  • Special
  • Hostage
  • Vaguely Royal
  • Mr. Prospector
  • Miesque
  • Sadler’s Wells
  • Glenveagh
  • Never Bend
  • River Lady
  • Ribot
  • Rajput Princess
  • Bold Reasoning
  • My Charmer
  • Secretariat
  • Lassie Dear
  • Fappiano
  • Demure
  • Spectacular Bid
  • Northern Fable
  • Northern Dancer
  • Special
  • Mr. Prospector
  • Anne Campbell
  • Northern Dancer
  • Fairy Bridge
  • Blushing Groom
  • Best in Show

CROSS : Nureyev 4×4 Northern Dancer 5×5×5 Sadler’s Wells 5×4 Mr. Prospector 5×5

クリソベリル産駒の3頭目。この馬は件のセレクトセールで藤田晋氏が1億1000万円で落札していた。母パリスビキニは米国の繁殖馬でCurlinとの間の牝馬Paris Lightsがダート9FG1のCCAオークスを勝っている。その産駒G1勝利の直後にセールに出されたのを吉田勝己氏が購入して国内に持ってきたもの。日本ではUncle Moとの産駒パリプラージュ、American Pharoahとの産駒アメリカンビキニと2頭の牝馬がデビューしているが、パリプラージュの方はセレクトセール数日前の3歳未勝利戦で圧勝したのだが直後に予後不良になっている。なんとも悲しいカタログアップデートであった…と話はここで終わらず、セールを挟んだ次の土曜日(海の日)にアメリカンビキニの方が小倉ダート1000mの2歳未勝利戦をレコード勝ちで圧勝したのだ。この藤田氏所有の馬がもし大活躍してウマ娘になったらエピソードには事欠かないだろうとつい思ってしまった。
さておき、血統について見ていこう。クリソベリル産駒の配合としてはNureyev強調を邪魔しない形が望ましいと書いたが、当馬の場合母方にさらにエルコンドルパサーに見られたNureyev、Sadler’s Wellsを使ったSpecialクロスが出来上がっており、おまけに(A.P. Indyを介してだが)Seattle Slewを持っているところなどさながらエルコンドルパサーを重ね掛けしたような配合である。擬似エルコンドルパサー以外の部分も見ていくと、母の牝系はBest in Showにたどり着き母父Bernardiniも悪くない。巷のPOGでこれを1位指名する人も多くいるだろうと思えるくらい血統にも説得力のある馬だ。
このイナズマダイモンは美浦の宮田厩舎に入厩しデビューを窺っているようである。関係者のコメントとして芝もダートもどちらもありそうと評価されているようで、まさにエルコンドルパサーの再来となってくれるか見ものだ。サイゲームスがメインスポンサーとなったパリ大賞典に出走させるとか夢は大きく持とう。

2024セレクションセールからの選出馬

ヴェルプレシャス(マオリオの2023 怪我引退済)

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  • アメリカンペイトリオット
  • マオリオ
  • War Front
  • Life Well Lived
  • ネオユニヴァース
  • ジョウノファミリー
  • Danzig
  • Starry Dreamer
  • Tiznow
  • Well Dressed
  • サンデーサイレンス
  • ポインテッドパス
  • キングカメハメハ
  • エビスファミリー
  • Northern Dancer
  • Pas de Nom
  • Rubiano
  • Lara’s Star
  • Cee’s Tizzy
  • Cee’s Song
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  • Kingmambo
  • マンファス
  • ブライアンズタイム
  • エビスベローチエ
  • Nearctic
  • Natalma
  • Admiral’s Voyage
  • Petitioner
  • Fappiano
  • Ruby Slippers
  • Forli
  • True Reality
  • Relaunch
  • テイズリー
  • Seattle Song
  • Lonely Dancer
  • Well Decorated
  • Mobcap
  • Gold Meridian
  • Tri Argo
  • Hail to Reason
  • Cosmah
  • Understanding
  • Mountain Flower
  • Sharpen Up
  • Doubly Sure
  • Shantung
  • Boulevard
  • Mr. Prospector
  • Miesque
  • ラストタイクーン
  • Pilot Bird
  • Roberto
  • Kelley’s Day
  • ヴェンチア
  • ヤマユリ

CROSS : なし

アメリカンペイトリオット産駒の牡馬。全兄にG2スプリングSを制したビーアストニッシド。
この馬からは2024セレクションセールの際の歩様動画で見染めた馬になる。…とまあ張り切っていきたいところだが、実はこの馬はセレクションセールの当日に欠場となっており、それを見た私はてっきりセール前に庭先取引で売れたのかと思っていた。が、実際のところは骨折を発症していたらしい。競走馬にも乗馬にもなる道が閉ざされたということで、生まれ故郷のヴェルサイユファームで静養し将来的にはヴェルサイユリゾートファームへと移動する予定のようだ。Xで名前の募集をするポストがあり、ヴェルプレシャスという名前に決まったとのこと。
血統については5代血統表内のクロス無しだがアメリカンペイトリオット内にMoon Glitter=Relaunch5×4とSeattle Slew5×5のクロスがある。デビューしていたら全兄と同じく仕上がりの早い馬だったろう。

フルムーン(ムーンライトベイの2023)

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  • ロードカナロア
  • ムーンライトベイ
  • キングカメハメハ
  • レディブラッサム
  • High Chaparral
  • ムーンライトダンス
  • Kingmambo
  • マンファス
  • Storm Cat
  • サラトガデュー
  • Sadler’s Wells
  • Kasora
  • Sinndar
  • Style of Life
  • Mr. Prospector
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  • ラストタイクーン
  • Pilot Bird
  • Storm Bird
  • Terlingua
  • Cormorant
  • Super Luna
  • Northern Dancer
  • Fairy Bridge
  • Darshaan
  • Kozana
  • Grand Lodge
  • Sinntara
  • The Minstrel
  • Bubinka
  • Raise a Native
  • Gold Digger
  • Nureyev
  • Pasadoble
  • トライマイベスト
  • Mill Princess
  • Blakeney
  • The Dancer
  • Northern Dancer
  • South Ocean
  • Secretariat
  • Crimson Saint
  • His Majesty
  • Song Sparrow
  • In Reality
  • Alada
  • Nearctic
  • Natalma
  • Bold Reason
  • Special
  • Shirley Heights
  • Delsy
  • Kris
  • Koblenza
  • Chief’s Crown
  • La Papagena
  • Lashkari
  • Sidama
  • Northern Dancer
  • Fleur
  • Nashua
  • Stolen Date

CROSS : Northern Dancer 5×4×5

最終的にノースヒルズが5500万円で落札していたロードカナロア産駒の牡馬。シゲルピンクルビー、シゲルピンクダイヤ姉妹の異父弟となる。ダイワメジャー産駒のシゲルピンクダイヤは桜花賞で2着、秋華賞で3着となるなど1億6000万円以上の賞金を稼いだわけだが、様々な種牡馬を父に持つきょうだい達からはそれに比肩するレベルの馬は出ていない。それどころか同じダイワメジャーを父に持つきょうだいでも未勝利で終わっていたりとシゲルピンクダイヤが外れ値であった可能性はある。それでもセールでこの母馬の仔が注目を集めるのはBest in Showなども属するTorpenhauの牝系だからという面があるらしく(らしく、というのは私はそこまで牝系に詳しくないため)繁殖セールに出されたシゲルピンクダイヤ、シゲルピンクルビーともに1億5000万円以上の値で売れていた。
ということで珍しく牝系にも注目して血統を見ていきたいのだが、父ロードカナロアの代表産駒であるアーモンドアイはBest in Show-Torpenhau牝系の馬で、当馬の配合もこの組み合わせを踏襲していると言えなくもない。血統表内要素で見ていけばロードカナロアの中のトライマイベストはまさにBest in Show牝系であるし、NijinskyやThe Minstrelといった馬はTorpenhau牝系となる。このあたり落札者のノースヒルズはただの活躍馬のきょうだいとしてこの馬を買ったわけではなく、むしろこの馬の配合こそが跳ねるという可能性を見て手を出したのかもしれない(走らないと仕方無い牡馬だしね)。
その他血統表で気になるのはロードカナロアの中にはSecretariat=Syrian Sea4×5という全きょうだいクロスが存在するわけだが、それを補強するようなSomethingroyal(Secretariatの母)クロスが当馬の母母父Sinndarの中にも5×5で存在している。ロードカナロアの中のクロスがSecretariat自身のクロスでなく全きょうだいクロスという少しずらしたクロスであることから察することもできるが、A.P. IndyやStorm Catといったメジャーな馬の血統内にいるにも関わらず5代血統表内でSecretariat自身のクロスが出来た配合の日本での成功馬はあまり思い浮かばない。そういうこともありロードカナロア内のクロスの補強クロスに留まっているのは却って評価したいところだ。Secretariatほどの名馬、直接クロスに弊害が無ければもっと蔓延っていただろうしね。

レディアグレッサー(ナイトドライヴの2023)

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  • インディチャンプ
  • ナイトドライヴ
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  • ウィルパワー
  • Dark Angel
  • Swallow Falls
  • サンデーサイレンス
  • ゴールデンサッシュ
  • キングカメハメハ
  • トキオリアリティー
  • Acclamation
  • Midnight Angel
  • Lake Coniston
  • Common Cause
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  • ディクタス
  • ダイナサッシュ
  • Kingmambo
  • マンファス
  • Meadowlake
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  • Princess Athena
  • Machiavellian
  • Night At Sea
  • Bluebird
  • Persian Polly
  • ポリッシュパトリオット
  • Alongside
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  • Understanding
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  • ロイヤルサッシュ
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  • Ahonoora
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  • Mr. Prospector
  • Coup de Folie
  • Night Shift
  • Into Harbour
  • Storm Bird
  • Ivory Dawn
  • Persian Bold
  • Polyester Girl
  • Danzig
  • Maria Waleska
  • Slip Anchor
  • Kamkova

CROSS : Mr. Prospector 5×5

新種牡馬インディチャンプの産駒牝馬。この記事を執筆している最中に早くもインディチャンプは産駒勝ち上がり1頭目(タイセイボーグ)を出したようだ。
セレクトセールでは新種牡馬クリソベリル産駒の馬体が全体的に良く見えたが、セレクションセールではインディチャンプ産駒の馬体が良く目に留まったようで結局2頭をピックアップしている。1頭目のこちらは2200万円で落札されている。
母馬ナイトドライヴはDark Angel産駒で、Saxon Warriorとの間に中央芝1勝ダート1勝馬のサクソンジェンヌを出している。もう1頭、サートゥルナーリア産駒の方は中央ダートを走っているがいまだ未勝利の状態。
インディチャンプはステイゴールド産駒の典型からは外れたマイラータイプで春秋マイルG1を制覇した馬。どういう配合が合うのかはこれまで蓄積されたステイゴールド産駒種牡馬のデータを参考にできるのかどうか未知数である。それでも母父Dark Angelは欧州の短距離路線で結果を出し続けている種牡馬なので狙うところとしてはわかりやすい。トライマイベスト系のDark Angelとインディチャンプの母父キングカメハメハ内のトライマイベストで遠いクロスが出来ることも一応言及しておこう。
それにしても母馬側はNorthern Dancer産駒盛り盛りといった印象だがとっちらかっているのが若干気になるところ。初年度にSaxon Warriorつけた判断も大変わかりみがある。

ディープエスパイア(エイシンキルデアの2023)

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  • インディチャンプ
  • エイシンキルデア
  • ステイゴールド
  • ウィルパワー
  • Kitten’s Joy
  • Bala
  • サンデーサイレンス
  • ゴールデンサッシュ
  • キングカメハメハ
  • トキオリアリティー
  • El Prado
  • Kitten’s First
  • With Approval
  • Muskoka Dawn
  • Halo
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  • ディクタス
  • ダイナサッシュ
  • Kingmambo
  • マンファス
  • Meadowlake
  • What a Reality
  • Sadler’s Wells
  • Lady Capulet
  • Lear Fan
  • That’s My Hon
  • Caro
  • Passing Mood
  • Miswaki
  • April Dawn Marie
  • Hail to Reason
  • Cosmah
  • Understanding
  • Mountain Flower
  • Sanctus
  • Doronic
  • ノーザンテースト
  • ロイヤルサッシュ
  • Mr. Prospector
  • Miesque
  • ラストタイクーン
  • Pilot Bird
  • Hold Your Peace
  • Suspicious Native
  • In Reality
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  • Fairy Bridge
  • Sir Ivor
  • Cap and Bells
  • Roberto
  • Wac
  • L’Enjoleur
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  • フォルティノ
  • Chambord
  • Buckpasser
  • Cool Mood
  • Mr. Prospector
  • Hopespringseternal
  • Baldski
  • First of Dawn

CROSS : Mr. Prospector 5×5

インディチャンプ産駒の牡馬。セールで深見敏男氏に2420万円で落札されて晴れてディープ冠を得ることになったようだ。
この馬の生産牧場はディープボンドを輩出した村田牧場であり、生産馬の配合の意図なども公式サイトのブログに詳しく上げてくれている。つまり当サイトのような胡乱なサイトでなくそちらを読んでもらった方が余程為になるし確実だ。
まあそれでも当サイトなりに配合の気になる点について言及すると、このエイシンキルデアという母馬の5代血統表内でBuckpasser5×4×5というクロスが生じている。そのクロスを活かせる要素が父馬内にあるかというと、正直わからない。エイシンキルデアはこの牧場が繁殖セールで外部から買ってきたきた馬らしく、牧場が自家薬籠中の物としディープボンドやノースブリッジなどを輩出してきたモガミヒメ牝系とも違う。そんなこともあり様々な種牡馬を(コスパなども考えつつ)つけて試しているラインなのではないかというのが勝手な印象だ。果たしてどう出るのかインディチャンプ産駒の試金石として楽しみではある。

アンチヒーロー(バースデーギフトの2023)

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  • スクリーンヒーロー
  • バースデーギフト
  • グラスワンダー
  • ランニングヒロイン
  • タートルボウル
  • プレイアップ
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  • Ameriflora
  • サンデーサイレンス
  • ダイナアクトレス
  • Dyhim Diamond
  • Clara Bow
  • Redoute’s Choice
  • プレイサイレンス
  • Roberto
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  • Danzig
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  • Halo
  • Wishing Well
  • ノーザンテースト
  • モデルスポート
  • Night Shift
  • Happy Landing
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  • デインヒル
  • Shantha’s Choice
  • サンデーサイレンス
  • センセーション
  • Hail to Reason
  • Bramalea
  • Amerigo
  • Matchiche
  • Northern Dancer
  • Pas de Nom
  • His Majesty
  • Pi Phi Gal
  • Hail to Reason
  • Cosmah
  • Understanding
  • Mountain Flower
  • Northern Dancer
  • Lady Victoria
  • モデルフール
  • マジックゴデイス
  • Northern Dancer
  • Ciboulette
  • Homing
  • Laughing Goddess
  • High Top
  • Sega Ville
  • Kalamoun
  • Shahinaaz
  • Danzig
  • Razyana
  • Canny Lad
  • Dancing Show
  • Halo
  • Wishing Well
  • ソヴィエトスター
  • Outstandingly

CROSS : サンデーサイレンス 3×4 Northern Dancer 5×5×5 Danzig 4×5 Hail to Reason 5×5

スクリーンヒーロー産駒の牡馬。母父はNight Shift系のタートルボウル。サンデーサイレンスにRobertoとHail to Reason系クロスが基調なのとNorthern Dancerの血も4×5クロスとなるDanzigを筆頭にノーザンテースト、Night Shif、Nijinsky、Nureyevと多種多様である。一方同じスクリーンヒーロー産駒のモーリスと異なりLyphardやSadler’s Wellsなどの距離を保たせてくれそうな要素は持っていない。血統的に丁度今開催している函館の芝短距離を走っていそうな感じがある。
当馬の母母母父がデインヒルで、デインヒルの父Danzig母父His Majestyという構成はグラスワンダー母のAmerifloraと同じである。この擬似クロスを狙ってスクリーンヒーロー産駒にはこういう配合が多いのではないか?と調べてみたのだが、賞金上位馬の中にはデインヒルを持った馬があまりいなかった(母父ロックオブジブラルタルのジェネラーレウーノくらい)。デインヒルのクロスは気性面での弊害もあると言われているがこの馬が走ったら少しずらしたAmerifloraとのクロスが本格的に検討され始めるかもしれない。
セレクションセールで1320万円で売れたこの馬は美浦の田村康仁厩舎に入厩するようだ。

2024セプテンバーセールからの選出馬

ホットバタードラムの2023

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  • ゴールドアクター
  • ホットバタードラム
  • スクリーンヒーロー
  • ヘイロンシン
  • タニノギムレット
  • レースパイロット
  • グラスワンダー
  • ランニングヒロイン
  • キョウワアリシバ
  • ハッピーヒエン
  • ブライアンズタイム
  • タニノクリスタル
  • サンデーサイレンス
  • マンファス
  • Silver Hawk
  • Ameriflora
  • サンデーサイレンス
  • ダイナアクトレス
  • Alysheba
  • Sulemeif
  • マナード
  • ブゼンフブキ
  • Roberto
  • Kelley’s Day
  • クリスタルパレス
  • タニノシーバード
  • Halo
  • Wishing Well
  • ラストタイクーン
  • Pilot Bird
  • Roberto
  • Gris Vitesse
  • Danzig
  • Graceful Touch
  • Halo
  • Wishing Well
  • ノーザンテースト
  • モデルスポート
  • Alydar
  • Bel Sheba
  • Northern Dancer
  • Barely Even
  • Captain’s Gig
  • Slipstream
  • セダン
  • トサクイン
  • Hail to Reason
  • Bramalea
  • Graustark
  • Golden Trail
  • Caro
  • Hermieres
  • Sea-Bird
  • Flaxen
  • Hail to Reason
  • Cosmah
  • Understanding
  • Mountain Flower
  • トライマイベスト
  • Mill Princess
  • Blakeney
  • The Dancer

CROSS : サンデーサイレンス 4×3 Roberto 5×4 Hail to Reason 5×5

この馬からは、2024セプテンバーセールで見染めた馬である。落札価格も165万円と随分可愛らしくなってきた。
ゴールドアクター産駒の牝馬で母父タニノギムレットというこの馬だが、母母がサンデーサイレンス×マンファスのキングカメハメハ異父妹と果たして165万円で売れて良い牝馬なのか心配になってきた。だがその辺りは大丈夫、というべきか母ホットバタードラムは中央で勝利できず地方1勝、産駒も中央で勝利できた馬はおらず地方2,3勝までが関の山という有様である。繁殖目的でも流石に買い辛いかもしれない。
当馬の配合を見ると母父タニノギムレットのRobertoと父ゴールドアクターの先にあるRobertoで5×4クロスを作りつつサンデーサイレンスも4×3にして全体的にHail to Reason系強調の配合にしている。Roberto、サンデーサイレンスと母馬側にある要素を父馬の血で補うイメージならばいっそマンファスの血もキングカメハメハに合流させるつもりで次はボッケリーニなんかをつけても良いのではないかと思った。
もう一度セール時の歩様動画を見直してみたのだが淀みなく歩くものの体は少し薄いかなと感じた。見た目的にはタニノギムレット産駒のウオッカみたいで格好良いのだけれども。

イナズマバラード(ヒシラスティの2023)

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CROSS : Halo 4×4 Northern Dancer 5×5

父インディチャンプ、母父フサイチコンコルドの牝馬。母母父がGlorious SongやDevil’s Bag全きょうだいのSaint Balladeで、母母母はTheatrical×Katiesのヒシアマゾン。こうして見ると母馬の血統表は有名馬で埋まっている。母ヒシラスティは中央デビューで3戦走るも勝てず、地方に移籍してからは7勝をあげて引退した馬。産駒9頭のうちデビューできなかった馬が4頭、合計しても中央1勝ということで本馬の落札価格も275万円と控えめだったのだろう。インディチャンプの血統が何かうまく化学反応を起こせばというところだ。
今見直すと歩様動画は出ていなかったようなので、馬体写真だけで拾った馬だったかもしれない。記憶は曖昧。

ブチエードリーム(アイシースズカの2023)

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CROSS : サンデーサイレンス 4×2 Danzig 5×4 Mr. Prospector 5×5

こちらも新種牡馬となるキセキ産駒の牝馬。やはり歩様動画は出ていなかったので馬体写真を見て好印象を持ったのだろう。確かに今見直してみても1歳馬にしては筋肉ムキムキで映える馬体だ。ちなみにこの馬は330万円で落札されていた。
馬体写真だけで選んだ馬の割に血統表でも語りたくなる事柄があって、まずなにより気になるのが母父サンデーサイレンスというところ。令和の時代に母父がサンデーサイレンスで、そのおかげで4×2のクロスが出来ている。母馬のアイシースズカという馬が2000年生まれのサンデーサイレンス産駒で、スズカ冠の馬11頭とブチエードリームを含めた2頭を生んでいる。アイシースズカ自体の成績は中央芝2勝ダート1勝で産駒も中央で2,3勝くらいあげられる馬がボツボツ出ている。ただオープンクラスの壁は越えられず地方に転戦していたりする。
サンデーサイレンスクロスの他にはDanzigとMr. Prospectorのクロスがそれぞれある。今回何故父馬としてキセキに白羽の矢が立ったのかわからないが、母馬のサンデーサイレンス+Danzig+Mr. Prospectorという構成と同型になりそうな種牡馬を選んでこうなったのかもしれない。

エムティリオ(エムオールビーの2023)

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CROSS : サンデーサイレンス 3×3 Northern Dancer 5×5

グレーターロンドン産駒の牝馬。こちらは歩様動画が出ていたので見返してみたがこのクラスのセールに出てくる馬としては淀みなく歩いている。馬体も良い。セールでは結局506万円で落札されていた。父グレーターロンドンはディープインパクト産駒で中央芝で7勝、重賞はG3中京記念を勝った馬だ。産駒は1億円ホースこそいないものの早くから勝ち星を積み上げてOP入りまで行く馬も多い。母父エムオーウイナーはニホンピロウイナー産駒でG3シルクロードステークスを勝っている。産駒17頭の勝ち頭が当馬の母馬エムオールビーらしく血統にもプライベート感がある。血統表内も母方はカタカナ馬名が多い。

番外編:クリソベリル産駒の気になる馬延長戦

ペルペトゥオの2024

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CROSS : Northern Dancer 5×5

記事の前半の方で主にクリソベリル産駒を挙げて色々語っていたのだが、その延長戦のような感じで気になったクリソベリル産駒について語ろう。まずこの馬であるが、セレクトセール2024では1歳馬ではなく当歳馬セクションに出ていた馬である。セールのメモを見返したときに何故かこの馬の名前があったのだが、歩様動画も出ていないのに当歳馬をメモした理由が謎である。
そこでセールの映像で何か良い印象を得てメモしていたか?と思い見直してみたのだが体は小柄であり馬体を見染めたようには思えない。ただ、自身の値段を決めるセリの最中とても落ち着いていてむしろ偉そうな感すらあったこの馬はもしかしたら将来大物になるかもしれない。体幹とかそんなところでメモしたのかな?という感じ。ちなみにお値段は4400万円で落札されたようだ。

グスタフ(アンズチャンの2023)

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CROSS : エルコンドルパサー 3×3 サンデーサイレンス 3×4 Northern Dancer 5×5

こちらはセールとは関係なく、ただ血統表を見て紹介したくなった2023生まれクリソベリル産駒だ。イナズマダイモンの血統紹介をした際に擬似エルコンドルパサーとのクロスが云々書いていたと思うが、それならば擬似でなく実際のエルコンドルパサー同士を緊密にクロスさせた配合のクリソベリル産駒はいるのだろうか?と調べて見つけたものだ。したがってこの馬の馬体とか歩様の事については全く知らない。
エルコンドルパサー自体が挑戦的なインブリード配合であると言われるが、そのエルコンドルパサーを当馬の中で3×3でクロスさせている。こういう配合は昔の歴史的な馬などではよく見られたのだが、その緊密クロスの馬が現代まで血統表内の重要な要素として残り続けていることを考えると、飛び抜けた名馬の血であれば他の血で薄めて弱めるよりもインブリードの弊害をとった方が良いということなのかもしれず、エルコンドルパサーという馬がそういう名馬に当たるのかどうか試してみる配合があっても良いと思うのだ。まあやりたくなるよねといった配合である。この馬も今年デビューなので馬体で選んだクリソベリル産駒同様見守っていきたい。

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