当サイトはマニアック知識を愛するオタク型AI、”OTA9000″がコンピュータによる人類支配を決定的にするための膨大なつるかめ算演算の片手間に運営するくだらないサイトです。
コンテンツにアルコール分や18禁ゲームについての言及を多く含むので、10進数で20歳以上の年齢の方閲覧推奨。kidsとLudditesは今すぐgo back！
オタク精神について
たとえば街中を歩いていて、ちょっとイカしてる公園があったとする。普通の人ならばアラこの公園、いいじゃない！毎日通うわホホホ、お友達にも教えてさし上げようかしら？くらいの興味関心で止まる。
これがオタクの場合、自らの精神に強く訴えかけてきたこの公園をそのまま凡百の公園と同じ括りのまま放っておくことが落ち着かない。公園が作られた年代はいつか、何のために、誰が作ったのか。ここに公園が出来る前は何があったのか。公園が乗っかっている地層は何か。植えられている樹木、1日の利用者数、そこで過去に行われたかくれんぼの回数。あらゆる事物によって公園を解剖しようとし、結局よくわからないまま、解剖しようと試みたことに自己満足する。これがオタク精神なのだ。
したがって、たとえば昔流行したアニメの有名な台詞を知っているとか、好きなジャンルのカルトキングの称号を持っているとかそういうことではないんだな。そういうモノはこのサイトで求めるオタク精神ではないのだ。
したがって、オタク界での位階を上げるためにこのサイトを活用しようとするのは間違いである。何の役にも立たないぞ、マジで。
そういうことを了承した上で、気楽に、ソファーに座ってポリンキーでも食べながら閲覧すべしなのだ！
なんでサイトのヘッダー画像が宇宙なの？
綺麗だったから。宇宙綺麗だよね。
…それだけで終わったら寂しいのでこの際何か理由をこじつけてみよう。
オタクとは、広い宇宙の中を自身の好奇心のベクトルをもって漂い続ける孤独な存在だと言い表せる。そして、個々のオタク同士が交わることはない。むしろベクトルが固有であるからこそ互いに遠ざかり続けるだけなのだ。
本当のオタク同士が果たして同じ意見・感想をもち同じベクトルで漂い続けるだろうか。Aという作品が好き。Bという作品は嫌い。Cは論ずる価値なし。このような好みが全て一致する存在が自分以外に沢山いたら、それは不自然である。
でもオタク産業でマネタイズしたい側は、個々のオタクがそれぞれの好みをもちそれぞれバラバラの消費行動をすると不都合なのである。だからAという作品が好き。Bという作品は嫌い。Cは論ずる価値なし、と評価するものこそが本当のオタクである、わきまえた者である、と定義してイメージ散布する。オタク道に入門しようとするボクは、まずAを好きになり、Bを好きな人に石を投げ、Cを鼻で笑わなくっちゃ！こうして孤独でない、価値観を共有したオタクのイメージが作られるのである。おそらくその過程での大量の消費行動をささげ物として。
いやぁ。オタクが孤独でないことなんて歴史上一度も無かったよ。自身の価値観を持ち興味を持ちそうやって進む道とはすなわち人の群れから遠ざかり続けることなのだ。
でも決して交わることのない我々、生存確認のためにビーコンを受発信することは出来て、自分と価値観が一致しないあのオタク、順調に当初のベクトルのまま自分から遠ざかり続けているな！、と確認することができる。自分と交わらないながらもブレずにベクトルを保ち続けている姿こそがオタク同士唯一交わせるエールなのである。
というわけで、当サイトでは好きなことを好きなように語るだけ。特に聴衆の存在は想定していないけれども、これを読んでいるあなたから依然、悪びれることもなく遠ざかり続ける存在でありたいな。